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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻2号

1991年02月発行

文献概要

臨床経験

両側腓骨に引続き右大腿骨にも疲労骨折を生じた1例

著者: 安田義1 宮崎和躬1 多田健治1 松田康孝1 安田厚1 村上仁志1

所属機関: 1天理よろづ相談所病院整形外科

ページ範囲:P.203 - P.206

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 抄録:疲労骨折は,最近のスポーツの普及に伴い,スポーツ障害の1つとして注目されている.今回我々は,両側腓骨に引続き右大腿骨にも疲労骨折が生じた稀な1例を報告する.
 症例は15歳,男子,ラグビー部員,毎日60kgの負荷をかけたスクワット練習と持久走をしていたところ,両膝外化則遠位の疼痛を訴えて来院した.X線写真で両腓骨頸部に骨折を認めたため安静を指示したが,疼痛が軽減したため勝手に練習を再開し,初診より1ヵ月後に右大腿骨顆上部にも骨折が生じた.安静を命じ,初診より半年後から練習を再開させた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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