icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻2号

1991年02月発行

文献概要

臨床経験

Salmonella typhiによる大腿骨骨髄炎の1例

著者: 生田進一1 藤田久夫1 竹内一喜1 三井俊博1 後藤義人1 萩野哲也1 田中和具2

所属機関: 1兵庫県立加古川病院整形外科 2神戸みなと病院整形外科

ページ範囲:P.213 - P.215

文献購入ページに移動
 抄録:患者は18歳の女性で,高熱により発症.下熱時に右大腿内側部痛が出現し,その約1ヵ月後に右大腿骨転子下病的骨折を起こした.生検および髄内釘による骨接合術後,排膿によりSalmonella typhiによる骨髄炎と判明したが,生検時の病理組織所見と一般細菌培養では骨髄炎と診断できなかった.腸チフス罹患後,骨髄炎が潜在し,髄内釘による骨接合によって顕在化したと推察された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら