icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻3号

1991年03月発行

文献概要

臨床経験

切除後13年を経過したdysplasia epiphysealis hemimelicaの1例

著者: 重野陽一1 姜武2 鍋島隆治3 加藤次男2 広瀬一史4 土井照夫5

所属機関: 1国立呉病院整形外科 2阪和泉北病院整形外科 3国立療養所刀根山病院整形外科 4阪南中央病院整形外科 5大阪労災病院整形外科

ページ範囲:P.311 - P.317

文献購入ページに移動
 抄録:摘出後13年を経過観察し得たdysplasia epiphysealis hemimelicaの1例を報告する.患者は女性で,1歳6カ月時よく転倒するので近医を受診.5歳時,右膝関節内側に腫瘤が出現し徐々に増大した.6歳時,関節面および後方の病巣の一部を除き摘出術を施行,epiphysisより連続性のある骨軟骨腫であった.8歳時,再度右膝内側腫瘤が増大したため,再度摘出術施行.その後11年を経過した現在,右膝の腫脹はないが右膝内側部痛を訴えている.単純X線上,右大腿骨内顆の変形とスリガラス様の均質像を残すが,以前の不整石灰化像はremodelingされ,内側脛骨関節面には骨硬化像を認めている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら