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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻4号

1991年04月発行

文献概要

特集 主題I:Spinal Dysraphism/主題II:Pedicular Screwing(第19回日本脊椎外科学会より) 主題II:Pedicular Screwing

強直性脊椎炎に対する脊椎矯正骨切り術へのAO internal fixatorの応用

著者: 谷仁孝1 辻本正記1 小林昌明1 福田眞輔2 吉川玄逸2 喜多貞夫2

所属機関: 1大阪労災病院リウマチ病科 2滋賀医大学整形外科

ページ範囲:P.419 - P.426

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 抄録:強直性脊椎炎の進行した症例では,若年性の脊椎後彎変形を示すものがある.後彎変形に起因する障害が著しい場合には,脊椎矯正骨切り術を考慮しなければならないが,以前より手術による合併症の報告も多く,その適用は慎重に決定する必要がある.
 われわれは,後方要素のwedge osteotomyにinstrumentとしてAo internal fixatorを使用し良好な成績をおさめている.このシステムの特徴としては,
 ①安全性が高く,強い矯正力
 ②侵襲が比較的少ない
 ③狭い範囲で強い固定力が得られる
 ④ある程度の側彎矯正も可能
 などがあげられる.われわれの経験では,1椎間での矯正骨切りに本システムは適していると思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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