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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻4号

1991年04月発行

文献概要

特集 主題I:Spinal Dysraphism/主題II:Pedicular Screwing(第19回日本脊椎外科学会より) 主題II:Pedicular Screwing

脊椎疾患へのCotrel-Dubousset pedicle screw systemの使用経験

著者: 平林茂1 熊野潔1 黒木武房1 高橋隆二1 稲坂理樹1

所属機関: 1関東労災病院整形外科

ページ範囲:P.485 - P.495

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 抄録:1986年8月から89年11月までに,Cotrel-Dubousset pedicle screw system(以下CDIP)を用いて手術を行った99例(男58例,女41例,手術時年齢19~76歳,平均52歳,術後経過最長39カ月)の臨床経過を検討した.疾患は,腰椎変性疾患83例(分離・すべり症35例,腰部脊柱管狭窄症29例,“不安定腰椎”19例),脊椎外傷9例,脊柱変形5例(側彎3例,後彎2例),腫瘍2例(脊髄と脊椎とが各1例)であった.その結果,CDIPは下位胸椎から仙椎にかけての不安定脊椎を固定するのみならず,すべりの矯正,hook systemとの併用による変形の矯正,椎体前方固定術への応用など多様な使い方ができるため,さまざまな疾患に広く使用できる利点があり,骨癒合不全を生じないよう留意すれば,いずれも良好な手術成績が得られることがわかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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