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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻5号

1991年05月発行

文献概要

論述

頸椎ならびに腰椎領域における磁気共鳴映像(MRI)と脊髄造影像(ミエログラム)の相関性について

著者: 臼井康雄1 原田義昭1 丸井隆1 廣畑和志1

所属機関: 1神戸大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.572 - P.578

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 抄録:MRIとミエログラフィーの画像上の相関性を頸椎ならびに腰椎領域で検討した.対象症例は頸椎または腰椎疾患患者で,術前にMRIとミエログラフィーの両方の検査を施行した130例(年齢16~77歳,平均51.6歳)である.MRI装置は常電導型,超電導型をあわせて計4機種を用いた.頸椎領域ではC2/3~6/7の脊髄陰影前後径,硬膜管前後径,脊柱管前後径,硬膜管占有率を,また腰椎領域ではL3~S1の腰部硬膜管前後径,硬膜管陥凹,椎間板突出率の両者の相関性を検討した.その結果,これらの数値間にはすべて有意な相関関係がみられた(P<0.O1).今回の結果は,今までミエログラフィーによって形成されてきた疾患概念をMRIによっても同様に受け入れることができることを示すものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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