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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻5号

1991年05月発行

文献概要

手術手技シリーズ 関節の手術<下肢>

踵骨矯正骨切り術・距踵関節部固定術

著者: 君塚葵1

所属機関: 1心身障害児総合医療療育センター

ページ範囲:P.641 - P.646

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I.踵骨骨切り術
 1959年Dwyerは,凹足変形に対して後足部の内反を踵骨骨切り術により矯正する方法を発表した.後足部の内反が前足部の内転と回内を起こし足底腱膜の短縮を生じて凹足変形を悪化させてゆくのを矯正するものである.三関節固定術と異なって隣接関節へ悪影響を及ぼさず,後足部を中間位あるいはやや外反位にもたらすことで矯正力を生むこの画期的な手術は,その後,骨切り線の工夫や骨片の移動方向の変化が加えられてきている.基本的には凹足あるいは後足部の内反矯正に行われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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