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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻6号

1991年06月発行

文献概要

論述

軟部肉腫における追加広範切除例の検討

著者: 松本誠一1 川口智義1 真鍋淳1 黒田浩司1 白石秀夫1 古屋光太郎2 磯辺靖2

所属機関: 1癌研病院整形外科 2東京医科歯科大学整形外科

ページ範囲:P.701 - P.706

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 抄録:軟部肉腫の初回治療として不十分な切除を受けた症例を対象として,初回治療後早期に追加広範切除を行い,切除縁評価,予後について検討した.1981年6月から1989年4月までに当科にて追加広範切除を行ったのは,MFH9例など計23例であった.その結果,curative procedure 9例,$ide procedure 9例,marginal procedure 5例であり,Wide procedureとmarginal procedureの各1例に局所再発を見た.3年累積生存率は,82%であり,同時期に初回から当科にて広範切除を行った65例と差は無かった.以上より,初回治療後早期に行う追加広範切除は,切除範囲決定が容易であり,また遠隔転移を予防する意味においても有効であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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