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シンポジウム 悪性骨軟部腫瘍への挑戦
文献概要
抄録:1980年以降,50例の原発性悪性骨軟部腫瘍に対して,総計355回の化学療法を行った.これらの化学療法による副作用を調査した結果,血液学的にはadriamycinの使用により最も強い骨髄抑制がみられ,白血球に最も顕著に表現された.しかし,adriamycinはその副作用の発現と回復が容易に予想され,経験を積むことにより対策は容易となる.消化器症状はcis-platinに最も重度の症状がみられ,種々の抑制法でもコントロールが困難であった.さらに投与法別での検討では有意差はみられず,薬剤種に依存した有意差がみられた.またcis-platinの聴器障害は総投与量との相関が示唆された.
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