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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻6号

1991年06月発行

文献概要

臨床経験

脛骨遠位部Triplane fracture 4例の治療経験

著者: 芝昌彦1 益子秀久1 橋本靖1 池田正則2 佐藤啓三2 松原司3 水野耕作3

所属機関: 1三菱神戸病院整形外科 2灘金沢病院 3神戸大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.785 - P.789

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 抄録:Triplane fractureは骨折面が3平面に存在する立体的な骨折で,比較的稀な骨折である。今回我々はその4症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
 症例は男性2例,女性2例で,受傷時年齢は12歳3ヵ月~16歳6ヵ月(平均13歳11ヵ月)であった.受傷原因は階段から飛び降りたもの2例,高跳びで着地に失敗したもの1例,バレーボールで転倒したもの1例であったが,受傷機転はいずれもはっきりしなかった.保存的治療2例,徒手的に整復できず観血的治療を要したもの2例であった.受傷後5ヵ月~18ヵ月の経過観察では4例とも足関節の疼痛,可動域制限もなくスポーツ可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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