icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻7号

1991年07月発行

文献概要

臨床経験

膝蓋腱反射異常亢進を伴った第4・第5腰椎間椎間板巨大ヘルニアの1例

著者: 伊藤拓緯1 金子二司夫1 五味渕文雄1 中村尚1

所属機関: 1水戸済生会病院整形外科

ページ範囲:P.877 - P.879

文献購入ページに移動
 抄録:膝蓋腱反射異常亢進をきたした腰椎椎間板巨大ヘルニアの1例を報告した.症例は40歳,男性で腰痛,両下肢痛にて発症した.神経学的所見として左下肢筋力低下のほかに両側の著明な膝蓋腱反射亢進を呈した.手術により巨大なL4/5椎間板ヘルニアを摘出したところ,腱反射亢進は徐々に正常化した.反射が亢進した機序として,脊髄牽引による1次ニューロン障害,反射弓の被刺激性亢進および心理的要因の関与を推論した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら