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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻7号

1991年07月発行

文献概要

臨床経験

第二中手骨に発生した形質細胞性骨髄炎の1例

著者: 岩瀬敏樹1 渡部健1 浦田士郎1 森宗茂1 岩堀裕介1 大脇義宏1 杉浦博基1 宮崎芳一1 加藤斉1 湯川泰紹1 稲垣善幸1

所属機関: 1更生病院整形外科

ページ範囲:P.881 - P.884

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 抄録:形質細胞性骨髄炎は,その病理学的所見で形質細胞の炎症性の集簇がみられることに特徴がある.筆者らは,48歳男性の右第二中手骨に発生した本疾患を経験した.X線像からは骨腫瘍やBrodie膿瘍が鑑別の対象となるが,手術により得られた病理組織中に形質細胞の集簇が観察され,免疫学的染色により炎症性の集族であることを確認し,診断が確定した,また,細菌培養にてSt. aureusが検出された.治療は,病巣掻爬および骨移植にて良好な予後が得られている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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