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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻7号

1991年07月発行

文献概要

臨床経験

頸胸椎硬膜外転移をきたした悪性中皮腫の1例

著者: 加藤雅也1 松岡正裕1 巣山直人1 飯塚正1

所属機関: 1埼玉医科大学整形外科

ページ範囲:P.893 - P.896

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 抄録:胸膜原発で,頸胸椎硬膜外に転移した悪性中皮腫の稀な1例を経験した.第4胸髄節以下の両側麻痺があり,麻痺の上行性ならびに術後の不安定性を予防する目的で脊柱管後方拡大術を施行し,可及的腫瘍切除を行った.中皮腫は胸腔,腹腔など体腔を被う中皮細胞に由来する腫瘍であり,胸膜中皮腫の発生頻度が最も高い,本邦における過去60年間の報告で脊柱管内転移は5例であるが,硬膜外転移をきたしたものは自験例を含め2例のみであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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