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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻8号

1991年08月発行

文献概要

臨床経験

広範囲に骨破壊を呈した手関節色素性絨毛結節性滑膜炎の2例

著者: 西村正智1 添田修一1 横井正博1 伊藤恵康2 仲尾保志2 細谷俊彦3

所属機関: 1慶応大学月ヶ瀬リハビリテーションセンター整形外科 2慶友整形外科病院 3総合太田病院整形外科

ページ範囲:P.975 - P.979

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 抄録:広範囲に骨破壊を呈した手関節の色素性絨毛結節性滑膜炎の2例を経験した.色素性絨毛結節性滑膜炎は膝関節に発生することが多く,手関節に発生することは稀である.症例1は29歳の男性で,右手関節の無痛性の腫瘤を主訴として来院.病巣掻爬・部分的関節固定を行った,骨破壊は橈骨,舟状骨に著明であった.症例2は53歳の男性,右手関節の腫瘤を主訴として来院.病巣掻爬・部分的関節固定を行った.骨破壊は全手根骨に及んでいた.
 手関節色素性絨毛結節性滑膜炎の特徴,骨破壊機序について若干の考察を加えて報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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