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臨床経験
文献概要
抄録:介達外力による前脛骨筋腱皮下断裂の報告例は極めて少なく,しかも診断を下すのに難渋する場合も多い.また,発症年齢も高年齢層であるため,加齢による腱の変性が背景にあることが多い.このため治療として,腱移行を中心とした再建術が行われるべきであるが,端々縫合を行うのみの報告例も見られる.
今回,我々は,歩行中に受傷し,直ちに前脛骨筋腱皮下断裂と診断し,端々縫合と装具療法を用いることにより術後約4ヵ月で日常生活に復帰した症例を経験した.
今回,我々は,歩行中に受傷し,直ちに前脛骨筋腱皮下断裂と診断し,端々縫合と装具療法を用いることにより術後約4ヵ月で日常生活に復帰した症例を経験した.
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