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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻8号

1991年08月発行

文献概要

臨床経験

歩行中に発症した前脛骨筋腱皮下断裂の1例

著者: 綿谷勝博1 水野謙1 大槻高弘1 右近良治1

所属機関: 1八尾市立病院整形外科

ページ範囲:P.999 - P.1001

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 抄録:介達外力による前脛骨筋腱皮下断裂の報告例は極めて少なく,しかも診断を下すのに難渋する場合も多い.また,発症年齢も高年齢層であるため,加齢による腱の変性が背景にあることが多い.このため治療として,腱移行を中心とした再建術が行われるべきであるが,端々縫合を行うのみの報告例も見られる.
 今回,我々は,歩行中に受傷し,直ちに前脛骨筋腱皮下断裂と診断し,端々縫合と装具療法を用いることにより術後約4ヵ月で日常生活に復帰した症例を経験した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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