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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻9号

1991年09月発行

文献概要

論述

胸椎・胸腰椎移行部損傷に対する我々のHarrington instrumentationについて―dynamic stabilizationの応用

著者: 清水敬親1 塩島和弘1 森隆之1 堺堀洋治1 石井秀幸1

所属機関: 1群馬大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1011 - P.1019

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 抄録:胸椎・胸腰椎損傷に対するHarrington法について我々の手術手技を詳述し,36例の臨床結果を報告した,「distraction rodの弾性」と「前縦靱帯の張力」を巧みに利用したdynamic stabilizationによる強力な3点固定の概念をよく理解して用いれば,3椎間のみのshort Harrington法も十分可能でありinstrumentation failureも極めて少ない事を示した.「強力な整復力と内固定力」,「固定範囲の短縮化」,「短期的・長期的合併症の予防」,「抜去可能],[骨粗鬆症への対応]という解決すべき5条件について検討してみると,最近のHarrington法に対する各方面からの批判とは裏腹にむしろ本法が優れた能力を持っている事が示唆された.dynamic stabilizationが実行できるか否かに本法の成否がかかっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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