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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻9号

1991年09月発行

文献概要

境界領域

関節疾患に使用される生体材料の核磁気共鳴画像におよぼす影響

著者: 久保俊一1 堀井基行1 平澤泰介1

所属機関: 1京都府立医科大学整形外科

ページ範囲:P.1035 - P.1038

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 抄録:MRIは整形外科領域に広く普及する画像診断となった.一方,整形外科の治療には金属を主とした生体材料が用いられることが多く,これらの症例でMRIによる検索が行われたとき使用した生体材料の画像への影響が大きな問題となる.この影響を明らかにする目的で,現在用いられている生体材料として組成の異なる各種人工骨頭と各種ネジをファントム(塩化ニッケル溶液)中に入れて撮像し,周囲画像への影響を検討した.その結果,金属材料のうちでは強磁性体の含有比の小さいtitanium合金製の生体材料で画像の歪みが小さく実用的と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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