icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻9号

1991年09月発行

文献概要

臨床経験

舟状骨骨折を伴った手関節脱臼の1例

著者: 小田孝明1 中島秀人1 大野博史1 田中修1 下村裕1 政田和洋2

所属機関: 1防衛医科大学校整形外科学教室 2防衛医科大学校救急部

ページ範囲:P.1067 - P.1070

文献購入ページに移動
 抄録:極めてまれな舟状骨骨折を合併した手関節掌側脱臼の1例を報告する.
 症例は24歳男子で,単車走行中に転倒して受傷した.X線所見にて,橈骨掌側縁の小骨折をともなった橈骨手根骨間関節の掌側脱臼を認めたため,Watson-Jonse IV型の手関節脱臼と診断した.また,舟状骨骨折を合併していた.術中所見では,橈骨手根骨間関節の掌側靱帯の広範な断裂が認められたため,掌側骨片の内固定と靱帯の修復術を行い,術後経過は良好である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら