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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻9号

1991年09月発行

文献概要

臨床経験

外側広筋に発生した化膿性筋炎の1例

著者: 猪飼純市1 松井寿夫1 金森昌彦1 北本亮一1

所属機関: 1富山医科薬科大学整形外科

ページ範囲:P.1105 - P.1107

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 抄録:症例は34歳女性,右大腿後外側部の打撲2ヵ月後より,局所の腫脹,疼痛,熱感および弛張熱が出現した.波動は触れず,皮膚との癒着はなかった.MRIでは,T1強調像およびプロトン密度像で高輝度を呈する異常陰影を右外側広筋内に認めた.腫瘤の穿刺液の培養にて,黄色ブドウ球菌が検出され,化膿性外側広筋炎と診断された,発症には打撲が関連していたと推察された.排膿・病巣掻爬および抗生物質の投与にて治癒した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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