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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科27巻10号

1992年10月発行

文献概要

論述

脛骨骨折に対するエンダー法の検討―骨折型と仮骨量について

著者: 山路哲生1 安藤謙一1 佐々本博1 中村秀明1 沼尻保1 岡本健1 片田重彦2

所属機関: 1藤田保健衛生大学医学部整形外科学教室 2国立小児病院整形外科

ページ範囲:P.1123 - P.1130

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 抄録:過去5年間に脛骨骨折に対してエンダー法を行った84例87肢において,仮骨,特に外仮骨形成に影響を与える臨床的な条件について調査した.X線学的に脛骨骨折部に術後出現した外仮骨の横断面を楕円形として,その断面積を測定し仮骨量とした.外仮骨形成は,粉砕骨折において単純骨折の約2倍も多く形成されていた.
 従来,粉砕骨折の骨癒合には強固な固定が必要とされてきたが,エンダー法による弾性固定を行えば,多量の仮骨形成が促され良好な骨癒合が可能となることがわかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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