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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科27巻10号

1992年10月発行

文献概要

臨床経験

人工靱帯を用いて補強した足関節外側側副靱帯新鮮損傷の治療例

著者: 臼田修二1 加藤哲也1 細川昌俊1 横井秋夫1 高橋正明1

所属機関: 1国立東京第二病院整形外科

ページ範囲:P.1145 - P.1150

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 抄録:足関節外側側副靱帯新鮮損傷の症例のうち,一次縫合では強度が不十分と判断される場合,また早期復帰を希望するスポーツ選手に対して,Leeds-Keio人工靱帯を用いて補強を行った.症例はスポーツ選手5例,5関節である.手術はElmslie法に準じて,前距腓靱帯,踵腓靱帯を人工靱帯で補強する方法である.後療法は,術後4,5日でギプスシーネを除去し,2週後より部分荷重を開始する.4週後より軽いランニングを許可し,6週以後,全力疾走が可能になったらスポーツに復帰させている.
 結果は,平均で術前の前方引き出し11mm,距骨傾斜骨7°が,術後それぞれ4mm,3°に改善した.日常生活への復帰は6週,スポーツへの復帰は8週で可能であった.日整会成績判定基準によれば術前56点が95点となった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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