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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科27巻10号

1992年10月発行

文献概要

臨床経験

腹直筋皮弁による大転子部潰瘍の2治験例

著者: 茂木定之1 生田義和2

所属機関: 1広島大学医学部整形外科(形成外科診療班) 2広島大学医学部整形外科

ページ範囲:P.1165 - P.1168

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 抄録:単純に縫合閉鎖出来ない大転子部潰瘍の治療方法として,大腿部を中心に各種の皮弁がある.しかし創周囲に瘢痕が著明で周辺から皮弁を挙上出来ない時,治療は困難である.胸壁乳房,頭部,四肢の再建によく利用されている腹直筋皮弁は,下腹壁動静脈を血管柄とする有茎皮弁として大転子部の再建に利用可能である.今回我々は周囲に手術療痕を認める大転子部潰瘍の2症例の治療に,腹直筋皮弁を使用し良好な結果を得た.多くの利点を有する腹直筋皮弁は,大転子部潰瘍の有力な治療手段と思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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