icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科27巻10号

1992年10月発行

文献概要

臨床経験

STT関節固定術後に母指CM関節症の急速な進行をきたした1例

著者: 大野博史1 政田和洋1 稲森康彰1 中島秀人1 下村裕1

所属機関: 1防衛医科大学校整形外科学教室

ページ範囲:P.1205 - P.1208

文献購入ページに移動
 抄録:STT関節症に対するSTT関節固定術後,母指CM関節症が急速に進行した1例について報告する.症例は61歳の主婦で,STT関節症に対してSTT関節固定術を施行した.術後疼痛は消失したが,術後7ヵ月頃から母指基部に新たな疼痛が出現した.X線上母指CM関節の不正像を認め,母指CM関節症と診断した.術前すでに母指CM関節に軽度の関節症性変化が存在し,STT関節固定術により急速な進行をきたしたものと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら