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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科27巻12号

1992年12月発行

文献概要

論述

骨移植を併用したTHRのX線成績―骨移植術の併用の有効性と移植骨の経時的変化

著者: 松坂成行1 安藤御史1 後藤英司1

所属機関: 1旭川医科大学整形外科学講座

ページ範囲:P.1337 - P.1341

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 抄録:切除した大腿骨頭,頸部を用いた自家骨移植術併用のチャンレー型全人工股関節置換術について移植骨の経年的変化とソケットの機械的ゆるみについて検討した.
 自家骨移植を行って術後最低4年以上を経過した低位脱臼15関節(女15例15関節,手術時平均年齢52.4歳,経過観察率100%)を同時期,同一術者で施行された非自家骨移植群28関節(男1例1関節,女25例27関節,手術時平均年齢59.8歳,経過観察率100%)と比較検討した.骨移植群ではソケットのクリアゾーンの出現頻度は有意に少なく,移植骨は荷重部では骨梁の再構築が,非荷重部では萎縮,吸収が認められたが移植骨の圧潰は認められなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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