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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科27巻2号

1992年02月発行

文献概要

臨床経験

切断母指を橈骨遠位部に再接着してピンチ機能再建を行った1例

著者: 浦田士郎1 稲垣善幸1 渡部健1 森宗茂1 岩掘裕介1 大脇義宏1 岩瀬敏樹1 杉浦博基1 宮崎芳一1

所属機関: 1安城更生病院整形外科

ページ範囲:P.155 - P.159

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 抄録:23歳,男性.プレスによる手関節部挫滅切断例で,唯一圧挫を免れていた母指を橈骨断端部に異所性に再接着し,受傷3ヵ月後に桟骨断端から5.5cm中枢寄りの位置に移行して前腕断端と母指とのピンチ動作再建を試み,静的二点識別5mmの良好な知覚と4kgのピンチカを有する把持機能が再獲得された.再接着不能な重度損傷例において,切断指の異所性再接着により前腕断端でのピンチ機能再建が可能であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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