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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科27巻2号

1992年02月発行

文献概要

臨床経験

外科的治療を行った腰椎椎間板症におけるMRIおよび椎間板造影の対比

著者: 西良浩一1 井形高明1 成尾政圀2 小柳英一2 浦門操2 椎葉睦生2 梶浦清司2 児玉太郎2 堀江健次2

所属機関: 1徳島大学医学部整形外科 2成尾整形外科病院

ページ範囲:P.197 - P.200

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 抄録:現在,腰椎椎間板の変性度の評価は,MRIと椎間板造影によって行われている.両画像の相関性について数多く報告されているが,変性椎間板における相関性は明らかにされていない.今回我々は,対象を手術的治療を行った腰部椎間板症に限定し,両画像における椎間板変性度を比較検討した.両画像には76.7%の相関性が認められたが,従来の報告より低いものであった.これは,病的変性椎間板では,含水性と形態は平行して変化しないことを示唆している.従って,変性椎間板については,MRIのみならず椎間板造影による病態把握の意義があると考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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