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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科27巻3号

1992年03月発行

文献概要

手術手技シリーズ 関節の手術<下肢>

イリザロフ法による変形矯正術

著者: 桝田理1

所属機関: 1大阪府立大手前整肢学園整形外科

ページ範囲:P.287 - P.293

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はじめに
 1951年以来,ソ連邦のG. A. Ilizarovは独自で開発した創外固定器を用いて治療経験を重ねるうち“Tension-stress effect”なる理論を生みだした5,6).これは,“Distraction histogenesis”という,生体のあらゆる組織は伸延することにより再生するという理論である.しかし,その輝やかしい臨床成績は西側諸国では知られることなく,1980年になってようやくイタリアで,また北米では1986年より迫試され始めたばかりである1~4).我々は,1989年に本邦に導入されて以来,本創外固定器による治療を行い,その適応は広く骨折,偽関節,脚延長のみならず四肢の変形矯正にまで及んでいる.本稿ではそのうち足部変形矯正,なかでも治療機会の多い内反足についての手術手技,後療法について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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