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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科27巻4号

1992年04月発行

文献概要

特集 主題・腰部脊柱管狭窄症/パネルI・脊椎転移性腫瘍の手術的治療/パネルII・脊椎脊髄MRI診断(第20回日本脊椎外科学会より) 主題 腰部脊柱管狭窄症

腰椎椎間孔部病変の解剖学的検討

著者: 佐藤勝彦1 菊地臣一1

所属機関: 1福島県立医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.343 - P.347

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 抄録:35遺体の腰仙部神経根(L4,L5およびSIの合計210根)の肉眼的観察を行い,椎間孔部における神経根絞扼について解剖学的検討を行った.
 椎間孔部における神経根の形態的変化は走行異常と圧痕形成および奇形が認められた.走行異常は11神経根(5%)に認められ,その原因は椎間板の変形膨隆によることが多かった.後根神経節の圧痕形成は10神経根(5%)に認められた.これらの圧痕形態は上関節突起型と椎間板膨隆型および混合型の3型に分類された,椎間板膨隆型と混合型を呈する神経根は走行異常を伴うことが多かった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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