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特集 主題・腰部脊柱管狭窄症/パネルI・脊椎転移性腫瘍の手術的治療/パネルII・脊椎脊髄MRI診断(第20回日本脊椎外科学会より) 主題 腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症に対する保存的治療法の検討
著者: 尾崎琢磨12 栗原章1 裏辻雅章1
所属機関: 1神戸労災病院整形外科 2現:三田市民病院
ページ範囲:P.389 - P.393
文献購入ページに移動保存的療法は,NSAIDsの経口投与およびブロック療法を行った.ブロックは,椎間関節ブロック,選択的神経根ブロック,椎弓間腔からの硬膜外ブロックを各症例に応じて行った.ブロック療法では総合して8割ほどの症例に何らかの改善をみた.各症状別の改善度にも検討を加えた.腰痛,下肢痛などの自覚症状は軽快するものが多かった.しかし,下肢筋の麻痺症状,間欠性跛行,膀胱直腸障害の改善度は低く,当初よりこれらの症状を有し3カ月以上の保存的療法に抵抗性を示すものは保存的療法の限界と考えられた.
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