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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科27巻4号

1992年04月発行

文献概要

特集 主題・腰部脊柱管狭窄症/パネルI・脊椎転移性腫瘍の手術的治療/パネルII・脊椎脊髄MRI診断(第20回日本脊椎外科学会より) 主題 腰部脊柱管狭窄症

変性腰椎側彎を伴う腰部脊柱管狭窄症の治療成績

著者: 加藤義治1 森田裕司1 金森昌彦1 平野典和1 辻陽雄1

所属機関: 1富山医科薬科大学整形外科

ページ範囲:P.421 - P.427

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 抄録:Cobb角15°以上の変性腰椎側彎を伴う腰部脊柱管狭窄症の症状,局所病態,および治療法を検討した.神経根刺激症状の主たる責任高位は側彎頂椎部より下位,特にL4/5高位にあり,椎間間隙の圧縮側部および側方すべり部の脊柱管側方狭部,神経管入口部にあると判断された.除圧手術は椎間孔圧縮側における神経管を含めて行う必要がある.手術成績の長期安定化には脊椎固定術が望ましいが,インスツルメンテーションを使用しても必ずしも本人の満足のいく総合成績が得られるとは限らず,合併症も少なくない.現時点においては,我々の脊柱管拡大術と神経管開放の合併手術が最適の手術と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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