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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科27巻5号

1992年05月発行

文献概要

臨床経験

PDSピンの使用経験

著者: 浦部忠久1 高山真一郎1 飯島謹之助1 田崎憲一1 佐々木孝1 堀内行雄1 伊藤恵康1 内西兼一郎1 矢部裕1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.625 - P.628

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 抄録:整形外科領域における内固定材料としては,従来,Kirschner wireやscrewなどが用いられてきたが,これらは骨癒合後抜去する必要がある.これに対してPDSピンは徐々に吸収される性質を持つため抜釘は不要で,関節軟骨面からも刺入可能である.本ピンを30症例に使用し,全例に骨癒合が得られた.21例で軟骨面からの刺入が行われており,2本以上のピンを使用することが可能な大きさの骨軟骨片の固定性は良好であった.
 適応を選んで用いれば,PDSピンは骨軟骨骨折の固定にきわめて有効な手段となりうることが示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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