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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科27巻6号

1992年06月発行

文献概要

臨床経験

shepherd's crook deformityを伴った大腿骨頸部骨折の治療経験

著者: 峰松康治1 土屋弘行1 安竹秀俊1 松本忠美1 富田勝郎1 渡辺省二2

所属機関: 1金沢大学医学部整形外科学教室 2金沢日赤病院整形外科

ページ範囲:P.759 - P.762

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 抄録:今回我々は,19歳の女性で多発性線維性骨異形成症に皮膚色素沈着,性早熟を伴ったMcCune-Albright症候群の稀な1例を経験し,shepherd's crook deformityを伴う右大腿骨頸部内側骨折に対して外反骨切り術を併用した骨接合術を行った.
 手術はPauwelsの理論を応用し,転子下で外反骨切りを行うとともに,Ennekingの報告に基づいて,健側の腓骨を骨釘として大腿骨頭に移植した.術後18カ月経過した現在,骨癒合は完成し,脚長差も補正されて日常生活に不都合がないまでに改善した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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