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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科27巻7号

1992年07月発行

文献概要

整形外科基礎

有限要素法による椎体骨梁形成シミュレーション―特に正常骨と粗鬆骨での骨梁形態の差の生じる理由

著者: 上尾豊二1 堤定美2

所属機関: 1玉造厚生年金病院 2京大生体医療工学研究センター

ページ範囲:P.809 - P.814

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 抄録:骨構造の解析は,既に出来上がった骨構造についての生体力学的分析を行うものであった.逆に,その骨構造がなぜそのような形態でなければならないかについての分析は困難であったといえる.その目的のためには,全く無定型の状態から生体力学的な要請に適合して発生する骨構造をシミュレートする必要がある.
 我々は骨が形成されていく過程を有限要素法を用いコンピュータでシミュレーションする事に成功した.この手段を用いて骨粗鬆症に見られる椎体骨梁パターンがカルシウム不足の状態下で最も力学的に適応していることを明らかにした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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