icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科27巻7号

1992年07月発行

文献概要

臨床経験

MRIが部位診断上有用であった多発性馬尾神経鞘腫の2例

著者: 油川研一1 原田征行1 植山和正1 市川司朗1 新戸部泰輔1 武田裕介1 田偉1 岸谷雄三2

所属機関: 1弘前大学医学部整形外科学教室 2青森市民病院整形外科

ページ範囲:P.833 - P.838

文献購入ページに移動
 抄録:Von Recklinghausen病に伴わない多発性馬尾神経鞘腫を2例経験した.1例は1本の馬尾神経に4個数珠状に腫瘍が連なっており,もう1例は2本の馬尾神経より発生していた.2例とも術前のMRIで多発性であることを確認しており,術中所見より最小2mmまで確認できていたことになる.MRIは空間分解能が低いため小病変の描出には不向きとされるが,Gd-DTPAを使用したenhanced MRIを行えば,小腫瘍の診断にも十分有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら