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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科27巻8号

1992年08月発行

文献概要

論述

band pattern以外のMR像を呈した大腿骨頭病変の検討

著者: 西野暢1 松本忠美1 勝木保夫1 柳瀬茂樹1 富田勝郎1

所属機関: 1金沢大学医学部整形外科

ページ範囲:P.905 - P.910

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 抄録:MRIのT1強調画像におけるband状低信号域が大腿骨頭壊死症に特徴的な所見であることは,諸家より報告されており,厚生省診断基準の大項目の1つにもなっている.しかし,band pattern以外のMRI像を呈する大腿骨頭についての報告は少なく,今回,その病態について,血流測定及び骨生検により血行動態的,病理学的検討を行った.今回の結果から,inhomogeneous patternは大腿骨頭壊死症にかなり特異的な像と考えられた.また,血流測定は,大腿骨頭壊死症と他の疾患との鑑別に有用であることがわかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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