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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科27巻8号

1992年08月発行

文献概要

臨床経験

第1/2腰椎完全側方脱臼骨折の1例

著者: 河本正昭1 佐藤正泰1 岩崎廉平1 西坂米昭1 杉谷繁樹1 笠井宗一郎1

所属機関: 1浜松労災病院整形外科

ページ範囲:P.961 - P.964

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 抄録:交通外傷によりL1/L2の完全脱臼を生じたが,脊柱管の短縮効果により脊髄に対する重度の圧迫を免れていた症例を経験した.L1椎はL2椎の左側へ転位していたが,右椎弓根部と左関節突起間部での骨折により椎弓と椎体は離開していた.このため脊柱管はTI2/L2間で1椎体高だけ短縮し,これが硬膜管の切断や完全麻痺に至らなかった要因と考えられた.後方,前方より二期的に手術を施行し,術後1年の現在,歩行可能となった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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