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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科27巻9号

1992年09月発行

文献概要

臨床経験

flail chest 3例の手術経験

著者: 矢吹省司1 菊地臣一1 佐久間隆2 赤間洋一2

所属機関: 1福島県立医科大学整形外科 2福島県立医科大学麻酔科

ページ範囲:P.1065 - P.1068

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 抄録:胸部外傷によりflail chestをきたした3例に対し,固定手術を行い良行な結果を得たので報告する.症例1:66歳,男性,症例2:50歳,女性,症例3:70歳,男性である.持続硬膜外ブロックや胸腔内ブロックにて疼痛を緩和し,陽圧人工呼吸による内固定を行っても,呼吸不全の改善がみられないflailingが高度な症例では,早期に固定術を行う必要がある.固定法としては,Kirschner鋼線を髄内釘として用いプレート固定を加える方法が,簡単で比較的強固な固定性が得られた.術前・術後の呼吸運動を解析し,手術の有用性を裏付ける結果が得られた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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