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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻1号

1993年01月発行

文献概要

整形外科英語ア・ラ・カルト・7

FRACTURE(フラクチャー)(その2)

著者: 木村專太郎1

所属機関: 1那珂川病院

ページ範囲:P.68 - P.69

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 今月も骨折の続きを述べる.米国では,骨折のことを“Fx”と省略して,カルテに書くことが多い.このように子音と“x”を組み合わせて作る省略医学用語が幾つかある.例えば治療(treatment)のことを“Rx”や“Tx”,生検(biopsy)のことを“Bx”,診断(diagnosis)のことを“Dx”などである.終戦後,日本には多くの米軍基地があり,陸軍基地内に“PX”があり,空軍基地の中には“BX”があった.“PX”は“post exchange”,“BX”は“base exchange”の略語である.“post”は,“ポゥスト”と発音し,これは軍隊の駐屯地を,“base”は基地を意味している.そこにあるそれぞれの売店のことを“PX”や“BX”という.終戦後の物資の無い時代には,米軍の“px”や“BX”には物資が豊富にあり,我々の憧れの処でもあった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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