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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻10号

1993年10月発行

文献概要

論述

QCT法:体格補正ファントムを用いた基礎的および臨床的研究

著者: 松山敏勝1 宮嶋俊定1 大寺浩造1 若松裕幸2 山下亮2

所属機関: 1札幌医科大学整形外科 2道都病院放射線科

ページ範囲:P.1105 - P.1110

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 抄録:QCT法を臨床に用いる場合の測定再現率を高める目的で,体格補正の可能なファントムを用いたQCT法の検討を行った.in vivoの精度は0.3~1.2%であり,3ヵ月間の日差変動は0.5%であった.15~76歳の144名の健常日本人女性の腰椎骨塩量の基準値の経時変化は二次回帰曲線に最も相関性が高かった.基準値は,欧米白人に比較して各年齢ともに10%低値であった.
 本法は,臨床上の測定再現率が高く,QCT法の有益な改良法と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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