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手術手技 私のくふう
文献概要
抄録:Ender釘は大腿骨頸部外側骨折だけでなく,その他の部位にも使用される傾向がある.我々は4例の大腿骨粉砕骨折に対してEnder釘を使用し,良好な結果を得たので報告する.患者はすべて男性で,年齢は19~57歳(平均36歳).骨折部位は転子下~骨幹部が2名,骨幹部が1名,頸部および骨幹部(分節骨折)が1名であった.術後経過観察期間2年1ヵ月~5年(平均3年3ヵ月)で,全例に良好な骨癒合が得られた.Ender釘は手技が簡単で侵襲が少なく,大腿骨粉砕骨折に対して有用である.
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