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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻10号

1993年10月発行

文献概要

臨床経験

超音波検査が有用であった肘離断性骨軟骨炎の1例

著者: 三上将1 高原政利1 三浪明男1

所属機関: 1北海道大学医学部整形外科

ページ範囲:P.1167 - P.1170

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 抄録:超音波検査によりはじめて病変部が確認された肘離断性骨軟骨炎の1例を経験したので報告する.症例は12歳の男子で,軟式野球チームの投手として活躍していた.主訴は右肘関節痛と右肘伸展制限であった.単純X線写真では特に異常を認めなかった.超音波検査を行ったところ,骨軟骨片の存在を認め,動的観察にて骨軟骨片の嵌入を認めた.手術時,上腕骨小頭より剥離した骨軟骨片を認めた.本症例は超音波検査により初めて離断性骨軟骨炎の初期病変が確認された興味ある1例である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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