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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻11号

1993年11月発行

文献概要

検査法

椎弓切除術後症例に対する超音波検査の応用経験

著者: 木下知明1 舘崎愼一郎1 望月真人2 長谷川雄一3 佐藤哲造1 山口潔1 六角智之1 守屋秀繁2

所属機関: 1千葉県がんセンター 2千葉大学医学部整形外科 3成田赤十字病院検査部

ページ範囲:P.1263 - P.1267

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 抄録:椎弓切除症例に対し,超音波検査により術後経皮的に脊髄の観察を行い,その有用性を示唆する所見を得た.対象は,肺癌胸椎転移により椎弓切除後放射線治療が行われた1例(74歳男性),胸髄硬膜外腫瘍(急性骨髄性白血病)により片側椎弓切除後化学療法が行われた1例(57歳男性)の計2例である.術後の経皮的走査でも椎弓切除範囲内の脊髄,馬尾の病態観察は可能で,その経時的変化から各々放射線療法,化学療法の効果が確認された.簡便性,動的病態の描出能など,超音波検査には優れた利点があり,椎弓切除術後の病態評価の一手段として超音波検査は有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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