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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻2号

1993年02月発行

文献概要

視座

QOLあれこれ

著者: 長紹元1

所属機関: 1帝京大学整形外科

ページ範囲:P.115 - P.115

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 最近QOLという言葉がしばしば話題になる.医療においても患者のQOLは重要で,単に疾病の治癒ばかりが治療の目標ではなく,患者のQOLに着目した治療を行うべきだと言われている.
 整形外科領域ではQOLは四肢の機能に深くかかわっている.ただし同じ治療結果が個々の患者に同じQOLを与えるとは限らない.例えば,四肢悪性腫瘍の治療の場合,仮りに治癒率あるいは無病率がほぼ同じだとして,患肢を切断して機能性のある義足を装着するか,あるいは広範囲の切除の結果,知覚が損われ瘢痕性になった棒脚を残すかということは,患者のQOLに深く関連しているが,実際の治療法の選択あるいは結果の評価は難かしい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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