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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻2号

1993年02月発行

文献概要

論述

腰椎椎間板ヘルニア術後MRIの経時的変化について

著者: 松林保智1 数井英雄2 吉岡利孝2 横田徹2 野池勝利2 遠藤昭彦3 山内裕雄3

所属機関: 1順天堂大学病院整形外科 2最成病院整形外科 3順天堂浦安病院整形外科

ページ範囲:P.123 - P.129

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 抄録:腰椎椎間板ヘルニアの術前及び術後の評価として,MRIの有用性を認める報告は多いが,術後経時的にMRIを撮像し比較した報告はみられない。今回我々は,術前及び術後に経時的にMRIを撮像し特にその術後の経時的変化について検討したので報告する.腰椎椎間板ヘルニアに対し,LOVE法を施行した18例,18椎間を対象とし,撮像には東芝製MRT-50A(0.5Tesla)を用いた.術後1ヵ月のMRI像では,すべてに術中の侵襲ど思われる異常信号域が認められた.術後のMRIでは,経過を経ることに異常信号域は消退し硬膜管の除圧も認められ,臨床症状の改善度との一致がみられた.術後のMRIによる画像診断においては,経時的に撮像し臨床症状と比較,検討することによって診断的価値は向上し,臨床に応用していくことが有用と思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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