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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻2号

1993年02月発行

文献概要

臨床経験

四肢麻痺を生じたDown症候群に伴う環軸椎亜脱臼の1例

著者: 渡辺雅彦1 鈴木信正1 岩本靖彦1 井上清1 細谷俊彦2

所属機関: 1済生会中央病院整形外科 2総合太田病院整形外科

ページ範囲:P.185 - P.188

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 抄録:1)四肢不全麻痺をていしたDown症候群に伴う環軸椎亜脱臼に対して,前方解離と後方固定を一期的に行い,良好な整復と麻痺の改善を得た1例を報告した.
 2)下顎骨の形成不全を認め,extraloralに進入し前方解離,整復することは容易であった.
 3)本症例において環軸椎関節包は硬く,またその関節面は急峻であり,このことが保存的に整復が得られなかった原因と考えられた.
 4)頭蓋頸椎用instrumentationは整復操作およびその保持に極めて有用であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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