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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻2号

1993年02月発行

文献概要

臨床経験

非クロストリジウム性ガス壊疽の4例

著者: 竹内則博12 荻野武彦1 嘉森雅俊1 松田達男1 森裕祐1

所属機関: 1刈谷総合病院整形外科 2現:東京厚生年金病院整形外科

ページ範囲:P.193 - P.196

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 抄録:最近我々は4例の非クロストリジウム性ガス壊疽を経験した.症例は44~77歳,男性3例,女性1例であった.糖尿病合併例は3例で,うち2例はコントロール不良例であった.澤田ら2)のX線写真のガス像分類により重症度判定を行った.我々の症例ではgrade III 1例,grade IV 3例といずれも重症例で全身状態も不良であったため,早期の開放切断,創洗浄,高気圧酸素療法,抗生物質の投与を行い,全例救命できた.非クロストリジウム性ガス壊疽では高気圧酸素療法の効果が不確実なため,積極的に外科的治療を行うことが望ましい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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