icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻3号

1993年03月発行

文献概要

論述

画像評価を応用した骨肉腫の術前化学療法

著者: 松本誠一1 川口智義1 真鍋淳1 黒田浩司1 谷川浩隆1 古屋光太郎2 磯辺靖2

所属機関: 1癌研究会附属病院整形外科 2東京医科歯科大学整形外科

ページ範囲:P.235 - P.240

文献購入ページに移動
 抄録:68例の骨肉腫において,画像診断による効果判定を用いて,術前化学療法を行った.その結果,有効と判定された薬剤を術前に長期間投与することは,予後改善に有用であったが,初回に投与した薬剤が無効な場合,薬剤を変更しても早期に手術を行っても,生存率の差は少ないことが分かった.また,画像にて著効と判定された症例の予後は,極めて良好であったが,無効例と有効例の予後の差は,期待されたほど大きくなかった.初回投与薬剤では,CDDPの方がMTXよりも奏功率が高かった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら