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シンポジウム 癌性疼痛に対する各種治療法の適応と限界
転移性脊椎腫瘍に対する手術療法の除痛効果―痛みと治療による除痛効果の評価について
著者: 長島太郎1 大島義彦1 太田吉雄1 佐藤浩1 林雅弘1 横田実1 平本典利1 森倫夫1 伊藤友一1 尾鷲和也1 武井寛1
所属機関: 1山形大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.285 - P.291
文献購入ページに移動①まず痛みの程度を,痛みを抑えるのに要した鎮痛剤の種類,量,神経ブロックの併用の有無により(-),(+),(2+),(3+)の4段階に分けた。またこれとは別に,痛みを反映するADLの一つである歩行能力で評価した.②有効な除痛とは,治療により痛みが改善し有意義な日常生活を送れることだと考え,少なくとも非麻薬性鎮痛剤で抑えられる程度以上に痛みが改善したもの,すなわち治療後痛みが(-)ないし(+)となったものを除痛効果が‘有効’として評価した.③除痛効果が治療後一時的ではなく,その後の生存期間中長く持続することが大切だと考え,治療後除痛効果が‘有効’であった期間が治療後生存期間に占める割合を“除痛持続効果”として評価した.
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