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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻3号

1993年03月発行

文献概要

整形外科英語ア・ラ・カルト・9

“Thumb”に関する日常英会話

著者: 木村專太郎1

所属機関: 1那珂川病院

ページ範囲:P.316 - P.317

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 前回は“bone”に関する日常英会話を書いてみたが,いかがであったろうか,今回は,“thumb”(親指・タムまたはサム)に関して書いてみたい.
 私が米国で外科のレジデントの2~3年生のとき,アイオワ州の手の外科の大家ブルーナー(J. M. Bruner)先生に手の外科を講義と手術に毎週1回,接する光栄に浴したことがある.指のflexor tendonを露出する際に,先生は術後の指関節の拘縮を防ぐために,“DIP”,“PIP”,“MP”関節間の皮膚を斜めに“ジグザグ型”切開法を,1955年以来行っておられた.1972年ころのキャンベルの整形外科手術書(Campbell' soperative orthopedics)にはまだ記述されていなかったが,私はその次の改訂版には記載されていたことを確認している.現在では,勿論この優れた切開方法は一般に普及している.その先生の講義の中で,指の正式な呼び方を習ったことがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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