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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科28巻4号

1993年04月発行

文献概要

特集 痛みをとらえる(第21回日本脊椎外科学会より) 主題 痛みの基礎的研究

脊椎棘上棘間靱帯における神経終末の形態学的観察によるback pain発現に関する考察

著者: 上村寛1 森澤豊1 道中泰典1 山本博司1 原弘2

所属機関: 1高知医科大学整形外科学教室 2高知医科大学第一病理学教室

ページ範囲:P.445 - P.451

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 抄録:脊柱の運動制御機構を解明し,腰痛発生機構を明らかにするために,塩化金染色法により脊椎棘上棘間靱帯内の神経終末を観察した.また,家兎棘上棘間靱帯を用いて手術侵襲の神経終末に対する影響について調べた.
 ヒト棘上棘間靱帯には,形態の異なる4種類の神経終末が棘突起付着部近傍に多く存在しており,腰椎部に比べて頸椎部に豊富であった.高齢者では若年者に比べ,機能的神経終末は減少するが,痛みの受容器である自由神経終末は増加していた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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